5月の、特設展示場およびその近辺の火災から
約1ヶ月になろうとする6月7日(日)のこと。
九度山町入郷児童公園の藤棚の下に、
九度山町住民クラブ、紀州九度山真田隊(甲冑隊&鉄砲隊)、
高野山町石道の語り部、そして九度山町役場の担当者が集まり、
各自で会費と道具を用意して、バーベキュー・パーティーが催されました。
名付けて・・・・・・「紀州九度山 真田焼肉談義」です。
腹が減っては戦はできぬ・・・・・・。
九度山町民にとっての『戦』とは、言うまでもなく
来年の大河ドラマ「真田丸」に向けた準備のこと。
町家の人形めぐりの特設展示場が火災にあい、展示物だけではなく
多くの甲冑や、姫衣装、忍者衣装までもが消失してしまいました。
このままでは、全国からいらっしゃるお客様を、おもてなしできません。
とはいえ、既存の方法では準備に時間がかかります。
衣装も展示も、すぐには作れません。予算も必要です。
ということで、この大難を乗り越えるために、まずは腹ごしらえ。
親睦を深めつつ、各々アイデア出しを行うというのが「紀州九度山 真田焼肉談義」の主旨です。
談義の内容としては・・・・・・。
未だ決まらぬ新特設展示場の仕様、予算をかけず立派に作るにはどうするか。
涼しくなった9月に予定されている、甲冑イベントをどうするか、スタッフ構成はどうか?
(熱中症対策のため、九度山では基本的に、真夏は甲冑イベントを行いません)
そもそも数が足りない甲冑自体を、どう準備するのか? 他の衣装も・・・・・・etc。
甲冑については、案として1つのサンプルが呈示されました。
下の写真の「プラスチック甲冑」です。(雨に強い! 軽い!)
今までにも、紀州九度山真田隊の隊員に、個人でプラスチック甲冑を作成した方はいましたが、
これは、それまでよりも簡易に作成できるよう調整したものです。
(写真は開発中の物。これから、さらに改良される予定)
プラスチック素材の赤を活かせるよう仕上げることが出来たなら、
段ボール甲冑やアルミ甲冑よりも、塗装の手間を軽減できるはず?・・・・・・です。
プラスチック甲冑の呈示で、炎よりも熱く、赤く燃えあがる「紀州九度山 真田焼肉談義」会場に、
どこかで見たようなヒーローが参上しました・・・・・・!!!???
九度山生まれのニュー・ヒーロー「真田武(サナダム)」です。
専用火縄銃を手に、和歌山の大地に立つ雄姿を見せています。
なお、光剣は九度山の、丹生官省符神社に奉納したと言い伝えられ、装備していません。
地元の小学生には「ジバニャンに似てる」と言われた真田武(サナダム)でしたが、
関係者の反応は、おおむね高評価といった雰囲気。
ちなみに盗難が怖いので、しばらくどこにも展示する予定はありません。
このようにして?「紀州九度山 真田焼肉談義」は、盛会のうちに幕となりました。
今回の記事で伝えきれなかった部分も多いのですが、
ひとまずは、今後の九度山町および町民の動向に、ご期待、ご注目下さい。
新しい催し物を準備し、全国の皆様のお越しをお待ちしております!
(写真と文章:九度山チャンネル)
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