2015年12月8日火曜日

六文銭・・・!? 謎の「妙寺あんぱん」

師走です。今年も残り1ヶ月を過ぎました
寒い日が続きますが、皆様、いかがお過ごしでしょうか?
さて・・・備忘録として、写真を数枚アップします。
このカブトは、南海橋本駅で展示されて盗難にあったもの。
犯人は防犯カメラで判明していたので、無事?取り戻すことができました。
橋本駅に再展示する前日に、九度山にてパチリ、激写。

手作り甲冑九度山真田隊は、年内の活動を終えています。
来年2016年(平成28年)の巡行等、様々な活躍に、ご期待下さい!



このモザイクの写真は、何なのでしょうか?
さっぱり分かりませんね・・・。
来年度の町家の人形めぐり(4~5月開催)の展示らしいのですが、
制作途中なのでお見せするわけにはいきません(スイマセン)。
というわけで・・・
来年2016年(平成28年)の町家の人形めぐりに、ご期待下さい!
(新しい展示会場も決まり、鋭意制作中!)




そして最後は、地元で何かと話題の「妙寺あんぱん」
九度山町の隣町、かつらぎ町の、とあるコンビニの妙寺店
販売されている(税込み154円、12月現在)のですが、
なぜか六文銭が刻印されているのです・・・!

なぜ「真田あんぱん」じゃないのか?
大河ドラマ真田丸便乗商法か? などと
いろんな意見、憶測が飛び交っていますが、正体不明。
(Googleでも情報なし)
中身は小倉あんホイップクリームが入っており、
美味しいことは確かです。

はたして「妙寺あんぱん」の謎は、解かれるのでしょうか?
来年2016年(平成28年)の解決編に、ご期待下さい・・・・・・???


(写真と文章:九度山チャンネル








2015年8月25日火曜日

将星 真田幸村 花火大会 (九度山町)

平成27年8月16日(日)に、九度山の道の駅芝生広場で催された
将星 真田幸村 花火大会 ~鎮魂と躍動~
鎮魂の花火ということで、幸村公の御冥福を祈りつつ
花火を楽しまれた方も多かったと思います。
(来年も開催するそうです)

画像を貼りながら、解説を少々……。

まず第一に、この日のイベントは道の駅だけで行われているわけではありません。
午後2時より、九度山の商店街やっちょん踊りが通過します。
イメージとしては、電車で来られる花火客を九度山駅から芝生広場へ導く、
といった感じになるでしょうか?
(画像は、商店街での総踊り)

やっちょんの各連(「」とは、チームのこと)が、踊りながら少しずつ進み
商店街を通過すると、丹生川の向こうに九度山の道の駅が見えてきます。
そうして芝生広場のステージに到着。すでに花火客が集まりだしています。
ステージでは、午後5時少し前から、やっちょん連がそれぞれの演舞を競い合う
やっちょん大会が催されます。
(画像は、ステージでの総踊り)

午後6時、少し暗くなってきた頃、オープニングセレモニーが始まりました。
大河ドラマ「真田丸」くどや推進事業公式キャラクター「ゆきむらさま」が
会場に集まったたくさんの花火客を出迎えます。

続いて同ステージ上で、九度山町のわかやま国体炬火式が行われました。
町内の小、中学生が火熾しをするのですが、雨天で湿気が多いためか
かなりの苦労をして、何とか九度山の火を誕生させることができました。

炬火式の後は、ステージイベントが続きます。
歴史系アーティスト「さくらゆき」のライブ、大変盛り上がりましたね。
真田一族をイメージした楽曲が印象的でした。
そしておなじみ九度山 真田太鼓の演奏です。

ステージイベントの最後を飾るのは九度山 真田鉄砲隊の面々。
火縄銃射撃勝ちどきの声で、花火客をもてなします。
1週間に約1回のペースで九度山のアピールを行っている彼らですが、
参加イベントにより「おもてなし甲冑隊」「手作り甲冑隊」とチーム名称が変わります。
町外の活動も多いので、もう御存知の方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

午後8時になり、真田庵庵主様たち3人の尼僧による
鎮魂の黙祷が夜空にささげられた後、
いよいよ六文銭にちなんだ、6666発の花火の打ち上げです!

打ち上げも半ばを過ぎた頃、この花火大会の見どころの
仕掛け花火「六文銭花火」が打ち上げられます。
外側が丸、内側が四角で、古銭風になっているのが分かるでしょうか?

ちょっと特記しておきたいのですが……。
六文銭花火のアナウンスが流れると、どこからか子供さんの声で
「六文銭ってなあに?」という声が聞こえてきました。
長年、真田幸村イベントに関わっていると、
ついつい色々なことが一般常識と思いこんでしまうのですが
真田のことをよく知らない方も多いのです。
民報で時代劇を見たことがない、若い世代も増えています。
次世代に語り伝えていくことをおろそかにしてはいけません

将星 真田幸村 花火大会のラストは、夜空いっぱいに広がる連発花火
九度山の夜空を真昼のように照らしだします。

雨天が心配されたこの花火大会ですが、
打ち上げの最中は雨が小康状態となり、無事イベント終了となりました。
来年は大河ドラマ効果もあるので、さらに盛り上がる花火大会となることでしょう。
次回は、ぜひとも、しっかり晴れてほしいですね……!


(写真と文章:九度山チャンネル





2015年6月9日火曜日

紀州九度山 真田焼肉談義

5月の、特設展示場およびその近辺の火災から
約1ヶ月になろうとする6月7日(日)のこと。

九度山町入郷児童公園の藤棚の下に、
九度山町住民クラブ、紀州九度山真田隊(甲冑隊&鉄砲隊)、
高野山町石道の語り部、そして九度山町役場の担当者が集まり、
各自で会費と道具を用意して、バーベキュー・パーティーが催されました。
名付けて・・・・・・「紀州九度山 真田焼肉談義」です。
腹が減ってははできぬ・・・・・・。
九度山町民にとっての『』とは、言うまでもなく
来年の大河ドラマ「真田丸」に向けた準備のこと。

町家の人形めぐり特設展示場が火災にあい、展示物だけではなく
多くの甲冑や、姫衣装、忍者衣装までもが消失してしまいました。
このままでは、全国からいらっしゃるお客様を、おもてなしできません。
とはいえ、既存の方法では準備に時間がかかります。
衣装も展示も、すぐには作れません。予算も必要です。

ということで、この大難を乗り越えるために、まずは腹ごしらえ。
親睦を深めつつ、各々アイデア出しを行うというのが「紀州九度山 真田焼肉談義」の主旨です。

談義の内容としては・・・・・・。
未だ決まらぬ新特設展示場の仕様、予算をかけず立派に作るにはどうするか。
涼しくなった9月に予定されている、甲冑イベントをどうするか、スタッフ構成はどうか?
(熱中症対策のため、九度山では基本的に、真夏は甲冑イベントを行いません)
そもそも数が足りない甲冑自体を、どう準備するのか? 他の衣装も・・・・・・etc。

甲冑については、案として1つのサンプルが呈示されました。
下の写真の「プラスチック甲冑」です。(雨に強い! 軽い!)
今までにも、紀州九度山真田隊の隊員に、個人でプラスチック甲冑を作成した方はいましたが、
これは、それまでよりも簡易に作成できるよう調整したものです。
(写真は開発中の物。これから、さらに改良される予定)
プラスチック素材のを活かせるよう仕上げることが出来たなら、
段ボール甲冑アルミ甲冑よりも、塗装の手間を軽減できるはず?・・・・・・です。
プラスチック甲冑の呈示で、炎よりも熱く、赤く燃えあがる「紀州九度山 真田焼肉談義」会場に、
どこかで見たようなヒーローが参上しました・・・・・・!!!???
九度山生まれのニュー・ヒーロー「真田武(サナダム)」です。
専用火縄銃を手に、和歌山の大地に立つ雄姿を見せています。
なお、光剣は九度山の、丹生官省符神社に奉納したと言い伝えられ、装備していません。
地元の小学生には「ジバニャンに似てる」と言われた真田武(サナダム)でしたが、
関係者の反応は、おおむね高評価といった雰囲気。
ちなみに盗難が怖いので、しばらくどこにも展示する予定はありません。


このようにして?「紀州九度山 真田焼肉談義」は、盛会のうちに幕となりました。
今回の記事で伝えきれなかった部分も多いのですが、
ひとまずは、今後の九度山町および町民の動向に、ご期待、ご注目下さい。
新しい催し物を準備し、全国の皆様のお越しをお待ちしております!


(写真と文章:九度山チャンネル






2015年5月12日火曜日

特設展示場、火災に。~人形めぐりの新たなる出発~

※ 長い間、放置していたこのブログですが、
とんでもないことが起こってしまったので、記事にしておくことにしました。


5月11日(月)、午後1時半頃、九度山のまちなかの、とある家から出火があり、
それが町家の人形めぐりの特設展示場に燃え移りました。
展示場は全焼。九度山町住民クラブの方々が、数年かけて
築き上げてきた展示物や、収集展示していた古い雛人形が焼失してしまいました。

写真は、5月12日(火)。火災から一夜あけてからの撮影。
近くの4棟が全焼、計7棟が火災にあいました。
道路は封鎖され、通行不可となっています。



けが人がなかったらしいのが、せめてもの救いです。
展示場の焼け跡は、台風6号の通過を待って、取り壊されるとのこと。
今年の特設展示場は、各種工夫をこらし、老若男女誰もが楽しめるよう作られていました。
5月5日(火)、真田まつりの日(町家の人形めぐり最終日)は、大河ドラマ真田丸効果もあり
その1日だけで展示場に1000人もの人が訪れたということです。
【カウンターストップしてしまったため、正確な来場者数は不明】
今回の火災で、多くの人々を楽しませた展示場が無くなってしまったのは、非常に残念です。
上の写真は、特設展示場の今年のメインとなる展示物「幸村 大阪城入場」の
戦国ジオラマ大阪城です(復元される前の、桃山時代の大阪城をイメージして制作)。
押し絵の手法で制作されたこの展示は、実は完全版ではなく、
来年の大河ドラマ公開にあわせ、真田丸が追加で制作される予定でした。
つまり大阪冬の陣・夏の陣を表現するという構想だったのですが、
火災により、それは不可能となってしまいました。


しかし、九度山町住民クラブの面々は、火災に負けることなく、
来年の「第8回 町家の人形めぐり」に向けてプランニングを開始しています。
次回の展示場は、今までとは違う場所になるかも知れないとのことですが、
新しい気持ちで再び、多くの人々に感動を与える展示物を企画制作してくれることでしょう。
次回の人形めぐりをぜひ、ご期待ください!


(写真と文章:九度山チャンネル