平成27年8月16日(日)に、九度山の道の駅芝生広場で催された
将星 真田幸村 花火大会 ~鎮魂と躍動~。
鎮魂の花火ということで、幸村公の御冥福を祈りつつ
花火を楽しまれた方も多かったと思います。
(来年も開催するそうです)
画像を貼りながら、解説を少々……。
まず第一に、この日のイベントは道の駅だけで行われているわけではありません。
午後2時より、九度山の商店街をやっちょん踊りが通過します。
イメージとしては、電車で来られる花火客を九度山駅から芝生広場へ導く、
といった感じになるでしょうか?
(画像は、商店街での総踊り)
やっちょんの各連(「連」とは、チームのこと)が、踊りながら少しずつ進み
商店街を通過すると、丹生川の向こうに九度山の道の駅が見えてきます。
そうして芝生広場のステージに到着。すでに花火客が集まりだしています。
ステージでは、午後5時少し前から、やっちょん連がそれぞれの演舞を競い合う
やっちょん大会が催されます。
(画像は、ステージでの総踊り)
午後6時、少し暗くなってきた頃、オープニングセレモニーが始まりました。
大河ドラマ「真田丸」くどや推進事業公式キャラクター「ゆきむらさま」が
会場に集まったたくさんの花火客を出迎えます。
続いて同ステージ上で、九度山町のわかやま国体炬火式が行われました。
町内の小、中学生が火熾しをするのですが、雨天で湿気が多いためか
かなりの苦労をして、何とか九度山の火を誕生させることができました。
炬火式の後は、ステージイベントが続きます。
歴史系アーティスト「さくらゆき」のライブ、大変盛り上がりましたね。
真田一族をイメージした楽曲が印象的でした。
そしておなじみ九度山 真田太鼓の演奏です。
ステージイベントの最後を飾るのは九度山 真田鉄砲隊の面々。
火縄銃射撃と勝ちどきの声で、花火客をもてなします。
1週間に約1回のペースで九度山のアピールを行っている彼らですが、
参加イベントにより「おもてなし甲冑隊」「手作り甲冑隊」とチーム名称が変わります。
町外の活動も多いので、もう御存知の方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
午後8時になり、真田庵庵主様たち3人の尼僧による
鎮魂の黙祷が夜空にささげられた後、
いよいよ六文銭にちなんだ、6666発の花火の打ち上げです!
打ち上げも半ばを過ぎた頃、この花火大会の見どころの
仕掛け花火「六文銭花火」が打ち上げられます。
外側が丸、内側が四角で、古銭風になっているのが分かるでしょうか?
ちょっと特記しておきたいのですが……。
六文銭花火のアナウンスが流れると、どこからか子供さんの声で
「六文銭ってなあに?」という声が聞こえてきました。
長年、真田幸村イベントに関わっていると、
ついつい色々なことが一般常識と思いこんでしまうのですが
真田のことをよく知らない方も多いのです。
民報で時代劇を見たことがない、若い世代も増えています。
次世代に語り伝えていくことをおろそかにしてはいけません。
将星 真田幸村 花火大会のラストは、夜空いっぱいに広がる連発花火!
九度山の夜空を真昼のように照らしだします。
雨天が心配されたこの花火大会ですが、
打ち上げの最中は雨が小康状態となり、無事イベント終了となりました。
来年は大河ドラマ効果もあるので、さらに盛り上がる花火大会となることでしょう。
次回は、ぜひとも、しっかり晴れてほしいですね……!
(写真と文章:九度山チャンネル)