※ 長い間、放置していたこのブログですが、
とんでもないことが起こってしまったので、記事にしておくことにしました。
5月11日(月)、午後1時半頃、九度山のまちなかの、とある家から出火があり、
それが町家の人形めぐりの特設展示場に燃え移りました。
展示場は全焼。九度山町住民クラブの方々が、数年かけて
築き上げてきた展示物や、収集展示していた古い雛人形が焼失してしまいました。
写真は、5月12日(火)。火災から一夜あけてからの撮影。
近くの4棟が全焼、計7棟が火災にあいました。
道路は封鎖され、通行不可となっています。
けが人がなかったらしいのが、せめてもの救いです。
展示場の焼け跡は、台風6号の通過を待って、取り壊されるとのこと。
今年の特設展示場は、各種工夫をこらし、老若男女誰もが楽しめるよう作られていました。
5月5日(火)、真田まつりの日(町家の人形めぐり最終日)は、大河ドラマ真田丸効果もあり
その1日だけで展示場に1000人もの人が訪れたということです。
【カウンターストップしてしまったため、正確な来場者数は不明】
今回の火災で、多くの人々を楽しませた展示場が無くなってしまったのは、非常に残念です。
上の写真は、特設展示場の今年のメインとなる展示物「幸村 大阪城入場」の
戦国ジオラマ大阪城です(復元される前の、桃山時代の大阪城をイメージして制作)。
押し絵の手法で制作されたこの展示は、実は完全版ではなく、
来年の大河ドラマ公開にあわせ、真田丸が追加で制作される予定でした。
つまり大阪冬の陣・夏の陣を表現するという構想だったのですが、
火災により、それは不可能となってしまいました。
しかし、九度山町住民クラブの面々は、火災に負けることなく、
来年の「第8回 町家の人形めぐり」に向けてプランニングを開始しています。
次回の展示場は、今までとは違う場所になるかも知れないとのことですが、
新しい気持ちで再び、多くの人々に感動を与える展示物を企画制作してくれることでしょう。
次回の人形めぐりをぜひ、ご期待ください!
(写真と文章:九度山チャンネル)