台風18号が、日本列島を通過。
和歌山県 九度山町でも、かなり被害が出たようです。
下の写真は、台風18号通過直後の16日、午後1時頃の丹生川河口の様子です。
雨が止んだとはいえ、まだ非常に水量が多い丹生川。
丹生川へ下りる坂道です。
分かりやすくするため、赤線を引いてみました。
豪雨時の最大水量は、この赤線の箇所まで到達していました。
住宅地は、すぐそこ。避難勧告が出た家屋も、あったようです。
坂道の 護岸ブロックに記された、台風18号の最大水量ライン。
入郷児童公園付近。
画質が荒いですが、写真の赤丸に注目して下さい。
護岸ブロックが、崩落しているます。
後日、水が引いてから 近くで撮影した被害状況です。
「護岸ブロックに、以前から、ツル草が根を生やしていた。
水量が増えた川の流れを、ツル草が受け、
護岸ブロックを引っ張ったため、崩落したようだ」
と、近隣に住む方が 説明してくれました。
入郷児童公園には、
立ち入り禁止のロープが張られています。
というのは・・・
公園内に穴が開いているのです。
ここは、崩落した護岸ブロックの上側になります。
崩落が深かったため、公園の地面も えぐられてしまいました。
丹生川の水量は次第に減っていきましたが、
自動車で川原に下りるのは、困難なようです。
写真の赤丸箇所で、坂道が割れています。
また、護岸ブロックのすぐ下では、
基礎となるブロックが露出してしまっています。
ここは砂利で埋め、補修しなくてはなりません。
台風18号による川の流れは すさまじく
丹生川にあった、このような大きな岩も、流されてしまいました。
(写真は平成25年のゴールデン・ウィーク)
台風18号による被害状況から、
平成23年の紀伊半島大水害を思い出した方も、多いのではないでしょうか?
最後の1枚は、被害を受ける前の丹生川のロング・ショットです。
今回は、九度山町での被害状況報告でしたが丹生川のみならず、日本各地での災害復旧が早急に進んで欲しいですね。
(写真と文章:九度山チャンネル)